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エネルギーについて学ぶ(つくば宿泊研修)~県立学校における原子力・エネルギー教育支援事業~

令和7年8月6日(水)~8日(金)、文部科学省「県立学校における原子力・エネルギー教育支援事業」の一環として、つくば宿泊研修を行いました。普通科・探究科を問わず、年次を越えて集まった希望生徒20名が参加し、茨城県那珂市・つくば市の研究機関を訪問しました。

初日は那珂研究所にて、未来のエネルギー源として注目される核融合研究を見学しました。2日目には高エネルギー加速器研究機構(KEK)で素粒子や放射線利用の最先端研究に触れ、つくばエキスポセンターで再生可能エネルギーや宇宙科学を体験的に学びました。夜には筑波大学 前田義昌准教授による特別講義「バイオからエネルギーを考える」が行われ、生徒たちは新しい視点からエネルギー問題を考えるきっかけを得ました。

最終日は産業技術総合研究所(地質標本館・AIST-Cube)を訪れ、地質学や地中熱エネルギー、再生可能エネルギー技術について学びました。

今回の研修を通じ、生徒たちは教科書では得られない実体験を通してエネルギーの可能性と課題を実感するとともに、年次や学科を越えた交流を通じて新たな仲間を得ました。この経験を今後の探究活動や学習に活かしてくれることを期待しています。

令和7年度 宮城第一高等学校 文化祭「秋桜祭」開催

令和7年8月29日(金)、30日(土)の二日間、本校の文化祭「秋桜祭」が開催されました。今年度のテーマは 『この瞬間、咲き誇れ 青春の秋桜』。文化部や同好会を中心に、運動部や学友会などの有志も加わり、合わせて33団体が趣向を凝らした企画を展開しました。展示や発表、食品販売、クイズやゲームなど、多彩な内容で校内は大いに盛り上がりました。

ステージ発表では、管弦楽の演奏、軽音楽部や有志による歌唱やバンド演奏、ダンス部の迫力あるパフォーマンスなど、生徒たちの個性あふれる才能が披露され、客席からは大きな拍手が送られました。また、模擬店での食品販売も大人気で多くの店舗が完売となる盛況ぶりでした。

ご来場いただいた皆様には、生徒の創意工夫や真剣に取り組む姿勢をご覧いただけたことと思います。おかげさまで、今年度の秋桜祭も大成功のうちに幕を閉じることができました。

最後に、開催にあたりご協力いただきました地域の皆様、保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

第2回 COSMO English Academy を開催しました

令和7年8月5日(火)、本校にて「第2回 COSMO English Academy」を開催し、本校生徒25名と東北大学からお招きした留学生7名が、英語を通じて活発な文化交流を行いました。

はじめに、留学生が母語で自己紹介を行い、生徒たちはその言語から出身国を当てるアクティビティに挑戦しました。続いて、生徒たちが企画・運営したアイスブレイクゲーム(宝探し、じゃんけん列車)で会場は大いに盛り上がり、緊張もほぐれたところでグループごとの交流が始まりました。

グループセッションでは、留学生が自国の文化や生活を紹介し、それに対して本校生が積極的に英語で質問したり、文化に関するクイズに挑戦したりすることで理解を深めました。

さらに、日本文化体験コーナーでは、生徒たちがそれぞれ企画した活動を留学生に体験してもらいました。福笑い、けん玉、折り紙などの体験型の企画に加え、日本食を紹介するスライド発表や、日本の有名人の年齢当てクイズといったユニークな取り組みも見られました。

また、家庭クラブの協力のもと、調理室では飾り寿司作りに挑戦し、できあがったお寿司を試食しながら和やかなひとときを過ごしました。最後に、校内を案内し、日本の高校の様子や学校生活について理解を深めていただきました。

   

【参加生徒の感想(一部抜粋)】

・生まれ育った場所や話す言語が違っても、喜びや達成感を分かち合えることができてとても嬉しかったです。

・自分の英語が伝わるか不安でしたが、留学生の方が優しく聞いてくれて安心しました。たくさん話す中で自信がつき、人見知りも少し克服できたように感じます。もっと多くの言語を学びたいと思いました。

・日本文化を紹介するには、まず自分がその文化についてよく知っておく必要があると実感しました。異文化だけでなく、自国の文化についても理解を深める良い機会になりました。今まで知らなかった国や文化にも興味が湧き、交流がとても楽しかったです。

   

 

第2回海外大学進学説明会

7月23日(水)、全年次の生徒および保護者を対象に、「第2回 海外大学進学説明会」を実施しました。今回は、台湾への大学進学については台湾留学サポートセンター様、欧米の大学進学については(株)アイエスエイ様をお招きし、具体的な方法や手続きについてご説明いただくとともに、海外大学への進学を取り巻く最新の概況についても詳しくお話しいただきました。

また、講師の先生ご自身の留学体験も交えた内容は、生徒にとって非常に参考になるもので、大変有意義な説明会となりました。

さらに今回は、この春に本校探究科を卒業し、9月から台湾の大学へ進学を予定している生徒が登壇し、自らの進学に向けた準備や体験について具体的に語ってくれました。出願に向けた情報収集や準備のプロセス、現地とのやりとり、進路決定に至るまでの葛藤など、実体験に基づくリアルな話は、在校生にとって大きな刺激となり、今後の進路選択を考える上での貴重な機会となりました。

 

令和7年度 学校説明会

令和7年7月25日(金)・26日(土)に開催いたしました「令和7年度 宮城第一高等学校 学校説明会」は、延べ1,700名近い中学3年生および保護者の皆さまにご来校いただき、大盛況のうちに終了いたしました。

ガイダンスは全6回がすべて満席となり、さまざまな企画を通して本校の魅力を体感いただきました。

◆当日は、受付から生徒が中心となってご案内を行い、参加者の皆さまを温かくお迎えしました。

◆「探究科紹介コーナー」ではポスター発表や活動紹介を通じて、本校の特色ある学びを紹介しました。

◆「おしゃべりラウンジ」では、在校生と中学生・保護者の皆様が対面で自由に話せる場を設け、授業や部活動、学校生活のリアルな声をお届けすることができました。

校舎内ではその他にも、部活動見学のほか、質問コーナー、映像コーナー、スタンプラリーなど、多彩な企画を実施しました。どのコーナーにも終日多くの来場者が訪れ、途切れることなくにぎわいを見せていました。

ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

 

今後は、8月30日(土)開催の文化祭「秋桜祭」や、10月9日(水)~15日(火)の学校公開など、一般の方にもご来校いただける機会がございます。ぜひ本校の雰囲気や学びの姿をご体験ください。詳細は本校ホームページにて随時ご案内いたします。

東北大学出前講義(経済学部)を開催しました

令和7年7月17日(木)東北大学経済学部 小田中 直樹教授をお招きして出前講義を開催しました。
講義テーマは「経済学部で学ぶということ:マックのハンバーガーを例として」でした。「経済学って何を学ぶの?」「経営学との違いは?」といった疑問に答えるべく、小田中教授がマクドナルドのハンバーガーを例に、経済学・経営学の基本的な考え方をわかりやすく解説してくださいました。講義では、価格設定や消費者行動、企業の意思決定など、身近な話題を通して経済学の奥深さに触れることができました。さらに、時間の許す限りで教授ご自身の研究についても紹介され、学問の世界の広がりを感じることができました。
生徒からは、「マックのハンバーガーを例にした説明がとても分かりやすく、経済学のイメージがはっきり掴めました!」「経済学部と経営学部の違いがよく理解できました。進路選択の参考になりました。」「小田中先生の笑顔と話しかけながら進めるスタイルが楽しく、あっという間の90分でした。」「行動経済学が好きなので、価格の話が面白かったです。将来の選択肢が広がりました。」「研究室訪問に続き、今回もとてもためになる講義でした。論文も読んでみたいです!」といった感想が上がりました。
講義を通して、「経済学は身近な現象を深く考える学問」であることを実感した生徒が多く、進路選択に対する意識が高まった様子がうかがえました。 

小田中先生、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

  

東北大学出前講義を開催しました

令和7年7月15日(火)放課後に、東北大学工学部電気情報物理工学科の小野円佳教授、文学部の木山幸子教授をお招きして出前講義を開催しました。

 小野 円佳 教授(工学部 電気情報物理工学科)は「ガラスで物理の世界をのぞいてみよう」というテーマで、医療や宇宙開発、そして未来の量子通信まで支える「ガラス」に関して、古代ガラスから最新技術に至るまで、ガラスにまつわる不思議な現象やパラドックスを物理学の視点から解き明かしました。
生徒からは、「ガラスが“状態”であると知り、感動しました。工学部も視野に入れたいと思いました。」「物理が生活に役立てられていると知り、やる気が湧いてきました。東北大学合格を目指します!」「難しい内容もありましたが、視野が広がる良い機会になりました。」「身近なガラスがこんなに奥深いとは思いませんでした。とても面白かったです。」といった声が上がりました。
ガラスの奥深い科学に触れ、日常の中に潜む物理の魅力を再発見する時間となりました。 

木山 幸子教授(文学部)は「国際交流(母文化に依って異文化を敬う)」というテーマで、講義を頂きました。そこでは、慶長遣欧使節団を率いた支倉常長のエピソードを通じて、異文化交流において重要なのは語学力だけでなく、自文化への理解と異文化への敬意であることが語られました。その際、国際日本学の世界的交流を目指して「支倉リーグ」を創設し、活発な国際交流を展開していることについても触れられていました。
生徒からは、「母文化を理解することの大切さを学びました。異文化との共生に役立てたいです。」「言語の共感における脳波の話がとても興味深かったです。文学部への思いが強まりました。」「“完璧主義を捨てる”という言葉が響きました。自分のアイデンティティを大切にしたいです。」「言語学や音声学に興味を持ちました。文化を受け入れながら学びを深めたいです。」といった声が上がりました。
異文化理解の本質に迫る講義を通じて、参加者の視野が広がり、進路への意識も高まりました。

両先生方 ありがとうございました。

本校生が台湾でSDGsに関する課題研究を発表

令和7年7月2日(水)から4日(金)、本校と交流している台湾の国立台南第一高級中学が主催した2025 High School Students’ Conference on Inquiry and Practice in Relation to the Sustainable Development Goals(2025年SDGに関する探究実践の高校生会議)に3年次の4名が出席してきました。この会議には日本、台湾、ベトナム、マレーシア、フィリピン、タイ、香港の7つの国と地域から40チームの高校生が参加しました。

本校生は”DiverCity - Focusing on Islam”と題する発表を英語で行いました。「多様性」という意味のDiversityという英単語から発音の同じDiverCityという言葉を考え出し、仙台在住のイスラ-ム教徒が抱える問題を取り上げ、仙台が多様性に寛容な住みやすい都市になるような提言を考えました。

この会議では発表会だけでなく、討論会や地域の施設見学なども経験することができ、SDGsについて多くの知見を得たり、考えたりする3日間となりました。

生徒の作成したレポートもご覧ください。

(下のポスター画像をクリックするとPDFにてご覧になれます)

DXハイスクール事業_総探キャリア講義が行われました

令和7年7月15日(火)、本校の2年次生(普通科・国際探究科・理数探究科)を対象に、キャリア講義「探究とキャリアの接続」が実施されました。講師には、教育支援事業を展開する株式会社トモノカイより講師の方と大学生4名をお迎えし、大講義室にて講義と対話を交えたプログラムが行われました。

講義では「探究活動がどのように大学入試や将来のキャリアに結びついていくのか」をテーマに、大学入試における志望理由と探究テーマの関連性や、社会に出てからも求められる探究的な姿勢について、具体例を交えながら丁寧にお話しいただきました。大学生との対話の時間では、実際に探究活動を経験し、進路選択に活かした事例や、大学での学びの実態などを直接聞くことができ、生徒たちは積極的に質問を投げかけ、関心の高さがうかがえました。

講義後には、ORID法(客観・感情・解釈・決定)に基づいた振り返りアンケートを実施し、自分自身の探究テーマや学びの深め方、進路選択との関わりについて改めて考える機会となりました。

今回のキャリア講義を通して、生徒たちは「探究」と「自分のこれから」がどのようにつながっているのかを考え、今後の学びや進路設計に対する意識を高めることができました。今後はオンラインメンタリング等を活用し、探究活動のさらなる深化、そしてキャリア形成への第一歩となるよう実践を進めてまいります。

     

    

 

献血セミナーを開催しました(1・2年 保健委員)

令和7年7月18日(金)に献血セミナーを実施しました。

日本赤十字社 宮城県赤十字血液センターの佐々木さんをお招きし、1・2年次の保健委員を対象として献血に関するお話しをいただきました。

献血の種類や流れ、採血の基準等をご説明いただき、献血の現状として「輸血に必要な血液は人工的に造れないため、宮城県では毎日250人の献血協力が必要であること」、また「若年層の献血者が減少していること」などを学び、高校生を含む10代20代の若者の献血参加への強い期待が寄せられていることを知りました。セミナー終了後には献血に関する質問も出て、短い時間でしたが、新たな知識に触れる貴重な時間となりました。