校長挨拶

 宮城県宮城第一高等学校ホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は、明治30年に仙台市高等女学校として開校し、昭和23年には学制改革により宮城県第一女子高等学校と改称しました。開校以来、本県の女子教育の中核として高校教育界を牽引し、数多くの才能と情熱にあふれる人材を輩出して参りました。そして、平成9年には、普通科の他に、理数科を設置(令和5年まで)し、平成14年には文部科学省よりスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の教育研究開発校の指定を受け、多くの実績と成果を上げてきました。その後、平成20年4月には、現在の「宮城県宮城第一高等学校」と改称し、男女共学化を行うとともに、進学重視型単位制へ移行し、進学に対応する多くの選択科目の設置や少人数授業・習熟度授業の実践により、生徒の進路達成と自己実現を支援してきました。

 令和4年度入学生からは、理数科を探究科に学科改編し、これからの大学や社会で求められる資質能力をより身につけることができる教育課程のもとで教育活動を行うこととしました。具体的に探究科は「国際探究科」「理数探究科」の2つの学科となりますが、入学時は80名のくくり募集とし、2年次から分かれます。

 また、本校では国際交流にも力を入れており、平成28年12月には英国シティ・オブ・ロンドン・フリーメンズスクールと姉妹校を締結し、平成30年3月には生徒を派遣しました。現在は、2年次の研修旅行において、普通科の生徒は台湾か関西に、探究科の生徒はオーストラリアに出かけ、現地で英語等を活用した実践発表を行い、相互理解を深めます。

 これからも、本校はスクールミッションや教育目標に基づき、これまで綿々と紡いできた歴史と伝統を大切にしながら、次代に対応できる生徒の育成を行っていきます。ぜひ、このホームページから、本校が行っている教育活動の様子を感じ取って頂ければ幸いです。

 今後とも、御理解と御支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

  令和7年4月

                          宮城県宮城第一高等学校
                          校 長 中 山 治 彦