宮城県宮城第一高等学校は、積極的な姿勢で自らを成長させる「自主自律」の理念のもと、高い知性と豊かな創造性を身に付け、相手の立場に敬意を払いつつ自己の責任を果たす、リーダーとして社会の発展に貢献しうる人材を育成する学校を目指します。
個性の確立(個人生活)
1 人格の尊厳を自覚させ、自分及び他人の人格を互いに尊重する態度を養う。
2 真実を尊び真理を探求する精神を昂揚して、文化に対する広く深い理解力を養う。
3 自主自律的な実践力を培い、健全な批判力を養う。
4 さまざまな困難を自ら克服していく強い意志を養う。
社会性の陶冶(家庭生活及び社会生活)
1 遵法の精神を涵養し、正しい権利の行使と義務遂行の習慣をつける。
2 他人の言動を理解し包容する寛容の精神を養うと共に、常に他人と協調する積極的な生活態度を養う。
3 正義と秩序を重んじる精神を養い、常に責任を持って発言し行動する意思と態度を養う。
4 他人に迷惑をかけず、進んで善をなす態度を養う。
職業教育(経済生活及び職業生活)
1 社会生活における勤労の意義を理解させ、勤労を愛し尊ぶ習慣を養う。
2 自発的に創意工夫し、能率的に事を処理する能力を養う。
3 職業を理解させ、職業に対する適性を伸張せしめ、職業選択の能力を養う。
明るい生活の創造
1 健康な身体と健全な生活意欲を培い、常に健康を維持するために必要な知識を与える。
2 豊かな情操と調和的な性格を養い、常に生活を享受する感覚と余暇を有効に利用する態度と能力を養う。
コスモス理科実験講座 |
宮城第一高校では、全校生徒を対象に希望者を募り、東北大学をはじめとする理系学部の研究室や、県内外の研究所を訪問し、講義・実験・見学を行う実験講座を行っています。また、夏季休業期間には「つくば宿泊研修(エネルギーについて学ぶ)」を実施し、科学の街・つくばの様々な研究施設を見学したり、講義を受けたりして見聞を深めます。参加した生徒は、自然科学や専門的な研究に対する興味・関心が大いに高まっているようです。
ICT(Information and Communication Technology)の利活用 |
宮城第一高校には、全教室にプロジェクタとスクリーンが配置されております。一人1台のタブレット端末を活用し、動画やアニメーションなどをピンポイントに提示したり、生徒の学習成果などをプレゼンテーションしたりする際に、いつ、どこでも投影できる設備が整っております。また、タブレット端末の活用としては、協働的な学びが効果的に進められるようなアプリの共有、各種レポートの提出、学習時間の管理や学習活動の蓄積(eポートフォリオ)、国内外のオンライン交流やテレビ会議システムを用いての講演会参加など、様々な場面で活用しており、これからのDX(デジタルトランスフォーメーション)時代を意識した先進的な取り組みにも目を向けております。
国際交流 |
宮城第一高校では、多様な文化理解を深めるために「国際交流事業」を積み重ねてきました。2016年には英国シティ・オブ・ロンドン・フリーメンズ・スクールと姉妹校締結を行い、2018年3月に第1回イギリス短期研修を行いました。その後も、手紙やクリスマスカード、年賀状交換など、アナログのもつ良さも大切にしながら心温まる交流を続けています。2018年からは、研修旅行に台湾コースを設け、台南第一高級中学校と交流を始め、相互訪問が続いております。2023年からは、探究科の研修旅行にオーストラリアコースを設定し、ニューサウスウェールズ州のエッピング・ボーイズ・ハイスクールとの相互交流が続いております。
台湾やオーストラリアとの交流には、対面交流に加え、定期的なオンライン交流で、お互いの研究成果を伝え合ったり、近況を報告し合ったりしながら、建設的な交流事業を展開しています。
また、COSMO Academyと称して、東北大学の留学生をお招きしながら、探究学習や課題研究の発表などに対する、意見交換やアドバイスをいただく機会を定期的に設けており、国際的な視野の育成に努めています。
体験型研修旅行 |
宮城第一高校では、2年次で研修旅行を実施しています。現地では、観光名所を巡るだけではなく、探究活動等で設定した課題や仮説を確かめるための調査や、研究発表も行います。現在は3つのコースを設定しています。関西コースは、京都や奈良の文化施設見学に加え、京都大学や神戸大学等の研究室の訪問や企業見学などをとおして、最新の研究や社会情勢を学び、探究活動に活かします。台湾コースでは、台南の高校生との交流や文化施設の見学から文化風習の違いや共通性を学び、さらに台北でフィールドワークを行います。探究科の生徒はオーストラリアへ向かいます。現地の学校や文化施設を訪問し、大学生や高校生とお互いの研究発表や交流をとおして文化理解を深めます。また、現地で働く日本の方を講師とした講演会を実施し、経験談や高校生に伝えたいことについてお話しいただき、国際感覚とは何かを考え、身に付ける有益な機会となっています。
目標 |
探究の見方・考え方を働かせ、現代的な諸課題に関わる総合的な学習を通して、自己の在り方生き方を考えながら、科学的や論理的な課題の発見と解決ができるようにするために、以下の資質・能力を育成する。
(1)現代的な諸課題に関わる探究の過程において、課題の解決に必要な知識及び技能を身に付けるとともに、自然や社会の特徴や多様性を受け入れつつ、様々な立場の人が支え合い、協力しあっていることに気付く。
(2)現代的な諸課題と自分自身との関わりから複合的で柔軟な思考で問いを見いだし、その解決に向けて仮説を立てたり、調査して得た情報を基に分析したりする力を身に付けるとともに、科学的・論理的にまとめ・表現する力を身に付ける。
(3)現代的な諸課題についての探究活動に主体的・協働的に取り組むとともに、互いのよさを生かしながら、持続可能な社会を実現するために行動し、社会に貢献しようとする態度を育てる。
【1年次】自己の興味・関心の方向を理解し視野を広げながら、協働的に課題探究を行い、探究活動の基礎的な知識・技術を身につける。
【2年次】現代の諸課題と自分自身との関わりから課題を発見し、その解決に向けて取り組む活動を通して、教科横断的・総合的な視点を身につける。
【3年次】自らの研究をグローバルな視野に立ち判断し、過去や現在を踏まえて、あるべき未来像を想像することができる。
3年間の活動 |
「施設見学会」
宮城県内の施設等を訪問し直接目で見たり、専門家から講義を受けたりすることで、社会課題の発見やその解決方法について考えるきっかけを得ます。
【これまでの主な訪問先】
南蒲生浄化センター/震災遺構 仙台市立荒浜小学校/せんだい農業園芸センター
女川原子力発電所/JICAプラザ東北/四ツ谷用水
東北大学大学院生命科学研究科 東谷研究室/仙台市博物館
河北新報社(校内)/株式会社 クボタ(校内)
「中間発表会・学年発表会」
分野ごとに大学の先生方にお越しいただき、指導助言を受けます。
【これまで講師として来ていただいた大学・機関】
1年次 東北大学 宮城教育大学 宮城大学 東北学院大学 東北工業大学 宮城県国際化協会
2年次 東北大学 宮城教育大学 宮城大学
総合的な探究の時間の活動をプログラム「オール宮城で育てる未来を拓くグローバル人材の育成」と題して、2020年度より三菱みらい育成財団から助成を受けています。
新校舎の建築について
令和5年11月13日より、新校舎・新体育館の使用が開始されました。これまでの工事に際しての、ご理解とご協力に御礼申し上げます。今後も、新校舎外構工事、仮設校舎の撤去・グラウンドの復元等校舎改築事業が継続します。引き続き地域の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
宮城県宮城第一高等学校
〒980-0871
宮城県仙台市青葉区八幡1-6-2
TEL : 022-227-3211
FAX : 022-227-3213
E-mail : miyaichi@od.myswan.ed.jp
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