ミヤイチnews
令和4年度理数科2年次課題研究発表会
令和5年2月10日(金)に理数科2年次課題研究発表会を行いました。今年度の発表は数学3題,生物8題,化学6題,物理3題,地学1題の合計21題でした。
様々な課題に対し,仮説を設定し,検証方法を考え,実際に実験し,結果をまとめ,考察する。そして更に仮説を立て・・・という1年間の研究活動の成果を発表しました。おもしろい発想,独創的な手法など,工夫を凝らした研究でした。
今後は成果を論文にまとめ,さらに3月実施の県内4校合同理数科課題研究発表会や本校開催の総探成果発表会におけるポスター発表などが続きます。論文の執筆や発表といったアウトプットにより,興味関心を高めるとともに論理的思考力,プレゼン力などを成長させて欲しいと思います。
<研究発表テーマ>
・α^n+β^nはどう変形できる?〜基本対称式によって導かれる性質〜(数学)
・黄金比とそれに関わる公式(数学)
・当たりを引く確率 〜自然対数の定理を用いて〜(数学)
・溶存CO₂濃度の変化によるプラナリアの再生速度と生存率への影響に関する研究(生物)
・ヤドカリの体内にはマイクロプラスチックが含まれているのかを調べる(生物)
・炊いた米の放置による菌の増殖について(生物)
・ホタテ以外の貝殻でのチョークの作成について(生物)
・アサリの浄化作用と伊豆沼(生物)
・節足動物における嗅覚(生物)
・バラとパンジーの花びらの保水作用 〜ペタル効果について〜(生物)
・竹粉を用いて土壌劣化を防ぐ(生物)
・環境に優しい桜染め 〜葉を用いた染色とその条件の検討〜(化学)
・変色しないポスターにするための試み ~日光による色落ちを防ぐ~(化学)
・気体、温度、厚さ、時間によるビスマス鉱石の酸化被膜の色の固定(化学)
・銅樹の反応の際での黒色物質の析出(化学)
・光触媒の消臭効果を知る〜酸化チタンを用いてエステル消臭を試みる〜(化学)
・調味料が与えるビタミンCへの影響〜定量実験を用いて〜(化学)
・水柱のこぶ発生について(物理)
・物体を水に落とした時のはね方を最小限にするには(物理)
・車の荷重が与える坂道を走る車の運動への影響(物理)
・液状化現象における斜面の傾きの影響(地学)
マイプロジェクトアワード2022宮城サミットに参加しました。
令和5年2月5日(日),全国高校生マイプロジェクトアワード2022宮城サミットに12プロジェクトを参加しました。マイプロジェクトアワードは探究学習・マイプロジェクトを実行した全国の高校生が一堂に会し,活動の発表・参加者との対話を通して次の一歩を考える,日本最大級の「学びの祭典」です。昨年度は6,225プロジェクト,16,822名が参加しています。
宮城サミットに全46プロジェクトが選考されましたが,そのうち12プロジェクトが本校生のチームです。令和4年7月より探究を深めたい生徒に呼びかけ,その中から募り準備してきました。生徒たちは,自分の「My」興味関心から課題を設定し,そこに「問い」と仮説を立て,課題解決に向けたプロジェクトを考えてきました。当日はオンラインではありましたが,熱のこもったマイプロジェクト発表が行われ,運営の方々からも「今年は宮城第一高校の勢いを感じた宮城サミット」だったと好評でした。この後,各自が作成した動画による本選考が行われ,3月上旬頃に宮城代表が決定します。宮城代表は1チームのみとなりますが,これからも「My」と「問い」から始まる探究学習に励んで欲しいと思います。
2年次「総合的な探究の時間」年次発表会を行いました。
令和5年1月31日(火)の午後,体育館を会場にして2年次「総合的な探究の時間」年次発表会が行われました。昨年7月からグループごとに課題を設定し,11の分野に分かれて研究してきました。研究成果である文献やデータ,実験結果を1枚のポスターに集約しながら,身振り手振りやiPadで動画や画像を表示するなど,工夫しつつ熱のこもった発表でした。全60グループが3回ずつ発表し,関係機関や大学の先生方にお越しいただき,指導・助言もいただきました。来校いただいた先生方,ありがとうございました。
この発表会は『三菱みらい育成財団』の助成を活用しています。
第75回宮城県高校美術展のご案内
本校美術部からは10点が展示されています。
入賞は、優秀賞 2年(アクリル画)と奨励賞 2年(イラスト・ペン画)の2名になります。
会期:令和5年1月26日(木)~29日(日)
時間:9:30~17:00(最終日は14:00まで)
会場:県民ギャラリー(地下1階)
ぜひ足をお運びいただき,御覧いただければ幸いです。
書道部による七十七銀行八幡町支店の展示
令和5年1月12日(木)より,八幡町商店街との協働企画 「みやはち 宮一生越しのアートな8幡」として七十七銀行八幡町支店からの依頼により,作品を展示しています。
作品は,昨年度末に八幡商店会長の星さん同席の中で,七十七銀行の次長さんと打合せをしています。銀行の要望を取材しながら作品を完成させました。
展示の当日,宮城テレビ・仙台放送・河北新報の取材が入りました。テレビは夕方の県内ニュースの中で紹介されました。仙台放送の取材担当の方が,宮城一高の卒業生という出会いもありました。
令和4年度 2年次理数科「理数科講演会」
令和5年1月12日(木)に理数科2年次において理数科講演会が行われました。
「計算機科学の流儀による問題解決思考 」という演題で、
東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター 准教授 磯辺 秀司 先生
助 教 小泉 英介 先生
のお二人にお話いただきました。数学を活用した思考法について,分かりやすい具体例でお話いただきました。また,高校と大学で学ぶ数学の違いや学び方にも触れていただき,大変参考になりました。
2年次理数科課題研究「研究論文の書き方」講座
令和5年1月10日(火)に,東北大学大学院生命科学研究科 准教授 酒井聡樹 先生を講師にお招きし,論文作成について2年次理数科生徒対象に講義をしていただきました。
酒井先生は,「これから論文を書く若者のために」など研究や発表に関する著者としてご高名な先生です。研究成果を聴衆にいかに興味を持って聞いてもらえるか,また自分たちが得た知見をいかに論理立てて発表できるかなど,宮城第一高校の先輩が行った研究例をもとに,非常に分かりやすいプレゼンテーションで説明をいただきました。2年次理数科の課題研究論文作成へ向け,貴重なお話を聞くことができました。
UNESCOバンコク事務所との交流会
令和4年12月18日(日)東北大学大学院教育学研究科を本校生徒10名が訪問し,大学院生と学部生対象の,UNESCOバンコク事務所のLibing Wangさんとの交流会に参加させていただきました。交流会のテーマは,「UNESCOと教育の未来について」,「UNESCOや他の国際機関でのキャリア形成について」の2点で,学生からの質問に講師のWang先生が答えて下さるというものでした。使用言語は英語で,活発に交わされる質疑応答に,本校生徒は緊張している様子でしたが,本校生徒からもWang先生に質問をし答えていただくことができました。今回Wang先生から,教育の枠組みが学校だけでなく社会全般に広がっていること,教育の方法や政策が大きく変化していることについてお話がありました。変化の中を生きる生徒たちにとって,教育のありかたや自分の将来,そして英語を使って交流することの意義など,視野が広がる交流会になりました。
Epping Boys High Schoolとの交流について
令和4年11月上旬から12月上旬にかけて,オーストラリアのシドニーにあるエッピング・ボーイズ・ハイスクール生徒と本校探究科生徒との交流会を合計6回行いました。最初の2回は,全体会として宮城第一高校の説明とエッピング・ボーイズ・ハイスクールの説明と質問,後半の4回はグループでの交流を行いました。相手の生徒の皆さんは,日本語を勉強していたため,交流は英語と日本語を織り交ぜながら行われました。最初はお互い緊張している様子が見られましたが,徐々に会話も弾み本校生徒からは,「(前回より)会話がよく続くようになった」,「趣味の話ができてよかった」,「もっと単語力をつけてオーストラリアに研修旅行に行きたい」などの感想があり,楽しい交流会となりました。
English Campusを実施しました
令和4年12月上旬に,東北大学にてEnglish Campus を実施しました。2日間の日程で,探究科生徒が参加しました。本校ALTのアーリーン先生とオーストラリア出身のバージニア先生の2名がファシリテーターとして,東北大学の留学生5名がサポーターとして参加してくれました。生徒たちは留学生の自己紹介を聞いたり,宮城第一高等学校の紹介や学校が位置する八幡町の紹介を英語で発表したりしました。オールイングリッシュの研修会は,4月のEnglish Seminar以来2回目ですが,留学生に質問しながら,グループ発表の準備をし,英語で発表することができました。発表後の留学生からの質問応答に対しては,仲間と協力しながら英語で答えていました。閉会式では,ファシリテーターの先生や留学生から,自信をもって話すことの大切さを伝えていただきました。今回のEnglish Campusの実施にあたり,東北大学グローバル・ラーニングセンターの先生方,学生スタッフの皆様にご協力をいただきました。ありがとうございました。