ミヤイチnews
東京大学宇野ゼミ出前講義開催
6月26日(木)5~7校時で、東京大学の宇野健司先生による進路講演会が、1年次生全員を対象に行われました。
まずは交換留学とはどういうものでどういうメリットがあるのか、という点についてのお話があり、若いうちに海外に積極的に飛び出して行くことの意義について強調されていました。次に架空のコンビニエンスストアの店長をモデルとした問題点の抽出とそれについての解決策をグループワークを通して生徒が考え、そして意見を発表しました。日頃は大人しい生徒がしっかりと自分の意見を発表することができるようになり、わずか3時間弱で生徒が大きく変わったのを見て大変に驚きました。結論から述べるPREP法という文章構成法や、ディスカッションにおいては理論と感情のバランスが大切であることを学び、早速自分の発表に生徒が生かしていました。生徒たちの振り返りには「今日学んだことを実践していきたい」「これから積極性を身に付けていきたい」といった内容が多く、大きな刺激を受けた3時間弱でした。
早稲田大学説明会が開催されました
7月3日(木)に、早稲田大学から教務部入学センターの久我奈津子氏が来校して、「早稲田大学説明会」が大講義室で開催されました。生徒、保護者併せて80名以上が参加しました。
早稲田大学の歴史から始まり、早稲田大学の理念、4つのキャンパス、13の学部での特色ある講義や研究施設、留学など世界に広がるグルーバルな学び、サークル活動などの学生生活、奨学金制度や入試制度について、非常に分かりやすく説明していただきました。特に、早稲田大学の同じ人文系の学部である文学部と文化構想学部との違いや、3つの理工学部の学部選択に関する考え方などを詳細にお話していただき、とても有意義な時間となりました。また、久我さん自身が早稲田大学商学部ご出身で早稲田愛にあふれており、ご自身の学生時代の経験を踏まえた熱い話しぶりでした。説明会終了後、久我さんには時間の許す限り個別に生徒の質問にも答えていだだきました。
保健講話(1年次)を開催しました
7月3日(木)に令和7年度1年次保健講話を実施しました。
坂総合病院で産婦人科小児科診療部長をされている舩山由有子先生をお招きし、「私たちの生と性~医療現場から~」というテーマで御講話いただきました。
生命誕生から形態機能、性感染症、性の多様性等に関して幅広く、生徒の事前アンケート等も踏まえてお話しくださいました。医療者の専門知識と普段の授業やSNS等からは知ることのできない内容に触れ、生徒たちにとって「生と性」に関して改めて自分の課題と捉える良い機会となりました。
<生徒の感想(一部抜粋)>
- 自分の人生に大きく関わる性(生)の話を聞き理解することができてよかった。今まで勘違いしていたこともあったので、正しく理解できてよかった。
- 学校の授業では教えてくれないことを学ぶことができてよかったです。ネットの情報だけだと信憑性に欠けるので、信頼できる情報を得ることができてよかったです。
- 薬に頼るのは良くないと思っていたけど、このような複数のメリットがあることを知って、他の人にも知ってほしいと思った。
- 悩みを親や産婦人科の先生に相談しようと思いました。
- 後ろ向きなイメージが少しは良い方向に改善されました。
東北大学学部学科出前講義 ③
6月26日(木)16:00から、東北大学工学部化学・バイオ工学科の梅津光央先生をお迎えして、「命・世界を救いたい!で、タンパク質を研究する」と題した出前講義が開催されました。
まずはバイオ医薬品の話からで、天然にない形の抗体の分子を設計したり、がん細胞に高い傷害性をもつBiBian構造でリンパ球を寄せ集めてがん細胞を撲滅させたりといった内容でした。もうひとつがバイオ技術で地球環境に貢献するという話で、大腸菌を利用してポリマーを合成させることで石油依存から脱する技術や、酵母の表面にセルロース分解酵素であるセルラーゼをはやして効率的にセルロースを分解させてバイオエタノールの製造を行うといった話でした。いずれも「タンパク質の理解なくして生物の理解なし」という先生の考えが貫かれ、受講した生徒たちも薬とバイオ燃料という関係なさそうな分野がタンパク質でつながるということを十分に理解していました。
講義後のアンケートでも、大変面白く有意義な時間だったという感想が非常に多かったです。実り多い出張講義でした。
「教育実習生を囲む座談会」を開催しました
7月1日(火)に教育実習生4名と生徒6名で「教育実習生を囲む座談会」を実施しました。
実習生の高校時代の生活や進路選択に向けての話、大学での学びや生活の話、大学の枠を越えた活躍の話など、たいへん具体的な話を聞くことができました。生徒たちは、将来の進路選択や志望大学を考える上で参考になったようです。
また、生徒から教育実習生へは、大学生活におけるアルバイトや趣味、娯楽の話題から、留学や進路選択に関わる話題まで幅広い分野にわたる質問がでました。特に、志望大学に進学するに当たり、一人暮らしをする必要があるが、どのように保護者と話し合ったのかという質問では、一人ひとりの経験をそれぞれ詳しく語っていただきました。
参加した生徒のこれからの人生の助けになる、有意義な会になりました。教育実習生のみなさんにはたいへん感謝いたします。
東北大学学部学科出前講義②
令和7年6月27日(金)16:00~17:00に秋桜LABで東北大学工学部材料科学総合学科の教授貝沼亮介氏をお招きし、「東北大学出張講義」を開催しました。形を覚える金属として知られている「形状記憶合金」は感温センサーや医療用器具の分野で広く利用されています。講義では、形状記憶合金の原理についてや実用化された新型銅系形状記憶合金の材料開発について詳しく解説していただきました。
また、講義後は、材料科学総合学科在籍の本校卒業生が大学生活と材料科学総合学科について話をしてくれました。生徒たちは、大学生活に期待しながら、最先端の研究にも興味をもったようでした。
東北大学学部学科出前講義 ①
令和7年6月25日(水)、東北大学から2名の先生方をお招きし、「東北大学出前講義」を開催しました。法学部の鹿子生浩輝教授による講義では、まず東北大学法学部の概要についてお話をいただきました。その後、「法と政治を原理的に考える」というテーマで、生徒たちとの対話を交えながら、J.ベンサムやJ.S.ミルが唱えた功利主義の見解の違いや功利主義からの問いについてお話をいただきました。生徒たちは鹿子生先生からの問いかけについて、いつもはあまり使わないであろう頭の領域を一生懸命働かせて、返答している様子を見ることができました。また、工学部都市・建築学専攻の佃悠准教授から「建築でこらからの社会をつくる-東北大学で学ぶ都市・建築学-」というテーマで講義を行っていただきました。
どの講座も20名ほどの生徒が参加しました。熱心に学ぶ姿が見られ、大変充実した時間となりました。
第1回過卒受験生激励会
6月20日(金)16:30から、河合塾仙台校でこの春に卒業した77回生対象の第1回過卒受験生激励会が開催されました。30名程の過卒受験生と77回生が3年生の時に学年主任・担任だった先生方6人が参加しました。
担任だった先生を中心に生徒が輪になって談笑したり、担任の先生と個別に面談したりと、18:30までの約2時間が足りなく感じられるほどでした。生徒たちの感想としては、
・お世話になった先生方に会えて嬉しかった。
・家での受験勉強なので、久し振りに友だちと会ってたくさん話したことでいい気分転換になったし、情報交換もできて有意義だった。
といったものが多かったです。
みんな3月に味わった悔しさをばねにして再度の受験勉強に現役の時以上に一生懸命取り組んでおり、来年の3月にはいい報告が聞けることを確信した2時間でした。
1年次へiPadを配付しました
令和7年5月29日(木)の7校時、1年次にiPadが配付されました。
本年度からは宮城県による貸与ではなく、BYAD(Buy Your Assigned Device)方式により、各自が購入した端末を使用します。これにより、卒業後も引き続き活用できることになります。
配付当日、生徒たちは新品の箱を開ける瞬間に目を輝かせ、嬉しそうな表情を浮かべていました。担任の先生や担当業者の方々も、生徒とともに設定作業を丁寧に進めながら、スムーズなスタートとなるよう支援していました。
今後はこの1人1台端末を活用し、授業や探究活動をはじめ、さまざまな取り組みを進めていきます。
高校総体 山岳部男子・女子が第2位入賞
6月7日(土)から9日(月)にかけて泉ヶ岳・北泉ヶ岳で開催された「第74回宮城県高等学校総合体育大会登山大会」において、本校の山岳部男子チーム・女子チームがともに第2位に入賞しました。
登山競技は、ただ山を登るだけでなく、テント設営の審査や気象、医療、自然観察、天気図作成などの筆記試験も含まれています。中でも、男子チームが作成した天気図は「優秀作品」に選ばれました。
両チームは、6月下旬に秋田県・鳥海山で開催される東北大会への出場が決まっています。