理数科の行事
ミヤイチ☆キャンパスⅠ
「ミヤイチ☆キャンパスⅠ」は、1年理数科の生徒を対象に、大学で自然科学に関連した研究に取り組んでいる東北大学の大学院生「サイエンス・エンジェル(SA)」の皆さんから大学での研究や大学生活、そして自分の体験談をまじえて進学(大学受験)に向けた心構えなどについて話していただくものです。今年度は本校卒業生を2名を含む6名のSAをお招きし、工学系・医学系・薬農学系の3つのグループに分けて実施しました。また、今回は特別にミヤイチ☆キャンパスⅠ終了後、受験を間近に控える3年生の希望者に対して、受験勉強や入試について相談する時間を設けていただきました。
1年次LHR「ミヤイチ☆キャンパスⅠ」
「ミヤイチ☆キャンパスⅠ」は、1年理数科の生徒を対象に、理系の研究科で専門的な研究に取り組んでいる東北大学の大学院生「サイエンス・エンジェル(SA)」の皆さんをお招きして大学での研究や現在の大学生活の様子、そして自分の高校時代の経験や進路決定までの体験談をまじえて大学進学(受験)に向けた心構えなどについてお話していただくものです。今回は理学研究科,薬学研究科,工学研究科,情報科学研究科,生命科学研究科,医工学研究科に所属する7名のSA(うち1名本校OG)をお招きしました。前半は7名全員からお話をうかがい,後半は3つのグループに分けて質問に対する回答やより踏み込んだ話などを聞くことができました。
年齢も近く、いきいきと学生生活を送っているSAの皆さんと接することができ、具体的な経験もまじえた貴重なお話を聞いた1年生にとっては、「大学への憧れ」を抱くとともに自己の進路について改めて考え直すよい機会となりました。 終了後も個別に質問・相談をする積極的な生徒も見られたようです。SAの皆さん、ありがとうございました。
○生徒の感想
実際の大学院生から,大学に入るまでのこと,大学での研究や大学生活について聞くことができて,とても貴重な体験ができました。先輩方の経験に基づいたアドバイスを聞くことができ,これから自分自身の進学先を選択するときに,今回いただいたアドバイスを生かしていきたいです。先輩方のお話はためになるものばかりでその上とても面白かったです。第二部のフリートークの時間には,どのような入試で入学したかなど更に詳しい話を聞くことができて良かったです。大学についての話を聞くことで自分の将来について深く考える良いきっかけになりました。勉強に対する意欲が高まりました。
「H29施設見学会」
10月12日(木)、理数科1,2年生の「施設見学会」が行われました。県内で最先端の研究を通して社会に貢献している施設を訪れ、研究員の説明や講話を聞きながら実際に研究設備にふれることのできる貴重な機会でした。 ○1年次;みやぎ復興パーク(多賀城市) ・宮城県農業園芸総合研究所(名取市) ○2年次;国立研究開発法人 産業技術総合研究所東北センター(仙台市宮城野区) ・宮城県産業技術総合センター(仙台市泉区) |
2年次理数科課題研究「論文作成ガイダンス」
『これから論文を書く高校生のために』
東北大学大学院生命科学研究科 准教授 酒井聡樹先生
課題研究も大詰めを迎え、いよいよ論文作成の時期が近づいてきました。そこ
で、今年も東北大学准教授酒井先生をお招きし、論文を作成するにあたり気をつけ
なければならないことなどをお話していただきました。
【生徒の感想より】
○ 今まで全くといっていいほど学んでこなかった論文の書き方について、重要な
部分やその書き方について学ぶことができました。この先どれだけ良い研究がで
きたとしても、論文にまとめる力がなければ周囲に分かってもらえないので、
しっかりとした論文を書き、周囲に読みたいと思ってもらえるような研究を進め
ていきたいです。
コスモス理科実験講座「つくば宿泊研修~エネルギーについて学ぶ~」
毎年恒例の夏休みに行われる2泊3日の宿泊研修。本年度は19名の生徒がつくばエキスポセンター、高エネルギー加速器研究機構、サイエンススクエアつくば、筑波大学付属プラズマ研究センターを訪問し、エネルギーの色々について見て聴いて学んできました。筑波大学の学生との懇談会では大学生活の話などを聞くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。
コスモス理科実験講座「H29つくば宿泊研修~エネルギーについて学ぶ~」
毎年恒例の夏休みに行われる、様々なエネルギーの利活用について最先端の研究を行っている施設を訪問してエネルギーについて学ぶ2泊3日の宿泊研修。 2日目の夜には本校卒業生を含む筑波大学の5名の学生さん |
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との懇談会を行い、大学生活や受験勉強などの貴重なお話を聞くことができました。 【主な研修日程】
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コスモス理科実験講座「最先端の放射線医学を学ぶ」
放射線医学の研究とその応用について深く学ぶ実験講座が7月29日、8月3日~5
日、8月10日の3回にわたり開催されました。この講座は公益財団法人中谷医工計測
技術振興財団の助成を受け、放射線医学総合研究所、東北大学医学部放射線診療科
および東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターの協力を得て行われ
ました。本校の他、仙台三高、仙台向山高の生徒も参加し、交流を深めました。
コスモス理科実験講座「研究室訪問」
【訪問先】東北大学大学院生命科学研究科(片平キャンパス)
植物生殖遺伝分野研究室(教授:渡辺正夫)
最先端の研究をしている研究室の見学や大学の施設設備で実験・実習を体験するのが研究室訪問です。
今年度は7月13日に,1年次進路講演会や東北大学科学者の卵養成講座でお世話になっている渡辺正夫先生の研究室を見学し,植物の生殖活動全般を分子遺伝学的アプローチで解き明かす研究,特にアブラナ科の自家不和合性についての研究の紹介や,研究室所属の学生による大学生活の紹介,進路についてのアドバイスなどをいただきました。
【生徒の感想より】
○ 今回の講義を聞いたことにより,生物や植物への関心が高まりました。とてもおもしろかったです。研究室のものをた くさん細かいところまで説明してくださり,興味がわきました。本当にありがとうございました。
○ 研究室を訪れることで,目指す学部の具体的なイメージをつけることができたので,とても有意義でした。研究環境がとても充実していて感動しました。
コスモス理科実験講座「研究室訪問」
【訪問先】東北大学大学院生命科学研究科(片平キャンパス)
植物生殖遺伝分野研究室(教授:渡辺正夫先生)
本校独自の企画として、最先端の研究をしている研究室を訪問し、高度な施設設備を備えた大学の研究室で実験・実習などの体験ができる「研究室訪問」を行っています。
今年度は平成29年7月12日(水)に,1年次の「進路講演会」や2年次「課題研究」、また「東北大学 科学者の卵養成講座」などでもご指導をいただいている教授・渡辺正夫先生の研究室を訪問しました。 渡辺先生の研究室では、アブラナ科植物の自家不和合性における分子機構の解明や高等植物の受粉に関わる花粉・柱頭因子の遺伝学的解析などについて、様々な研究材料を用いて高度な分析を行っているとのことです。渡辺先生からは生徒の疑問に対して丁寧に説明していただき、普段は見ることのできない実験機器などにも実際にふれ興味深い研究の様子を知ることができました。
さらに、研究室所属の大学院生による研究内容の紹介、進路についてのアドバイスなどをいただくなど、参加生徒にとっては非常に貴重な時間となりました。
【生徒の感想より】
○ いままで見たことがない様々な設備を見ることができ、とてもわくわくしていました。実際に研究室で研究している
方々のとても明るい様子を見て、私もこのような研究設備の整ったところで勉強したい、自分のやりたい研究をしたいと
今までよりも強く思うようになりました。今回見学できて本当に良かったです。(1-6女子)
○ 今回はありがとうございました。植物の自家不和合性についてよく理解することができました。また実際に使用されて
いる実験機器や、それらを操作しているところを見ることができ、よい体験となりました。私は生物部に所属していて、
今まさに植物の研究をしています。今日の体験を活用していけるよう努力していきます。(1-7女子)
なお、研究室訪問の様子は渡辺先生の研究室ブログでも紹介されています。こちら(外部リンク)もぜひご覧ください。
2年次理数科出前授業
『リズムとコンテキストから脳の働きを探る』
講師:東北大学医学部生体システム生理学分野
教授 虫明 元先生
脳にある二つの興味深い特性、一つは大脳皮質の活動は様々なリズムで振動し
その場所も変化すること、もう一つは我々の行う判断はコンテキストに強く影響
を受ける事です。そしてこれらが脳の共通の働きに依存することがわかってきま
した。
先生の声の波形の観察や錯視のデモなどを使って説明してくださいました。※
コンテキスト(コンテクスト)・・・「文脈」「状況」「前後関係」「背景」
『室温超伝導への挑戦!』
講師:東北大学工学部電気情報物理工学科 応用物理学コース
准教授 加藤 雅恒先生
現在発見されている超伝導物質は最高でもマイナス138℃以下でないと超伝導
を示しません。もし室温で超伝導を示す物質が開発されれば、超低温にするため
の電力が必要でなくなり、地球環境問題を一気に解決できるそうです。先生が室
温超伝導を目指してどのように研究しているかについて話をしてくださいまし
た。