理数科の行事

2年次理数科 出前授業 2021.5.24

5月24日(月)に分野ごとに理数科出前授業を行いました。生命科学分野は,講師は東北大学大学院生命科学研究科准教授 小金澤雅之先生で,「神経生物学入門」との演題でお願いしました。情報工学分野は,講師は東北大学大学院情報科学研究科教授 乾健太郎先生と東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター助教 赤間怜奈先生で,「AIはいつか言葉を理解するか?〜言語から見る人工知能の現在と未来〜」との演題でお願いしました。

 

生徒の感想

【生命科学分野】

聞いたことの無いP1ニューロンやP2bニューロンなど色々な神経の名前や求愛行動の過程など知ることが出来てとても勉強になりました。人為的にショウジョウバエの求愛行動や攻撃行動を誘発させたりできるということを知って,もし人間にもそういった行動を誘発させることが出来たとしたら恐ろしいと思いました。/私はハエについて中学のときに実験をしたことがあったのでとても興味がありました。先生の講演は難しい専門用語がたくさんあり深掘りしていることがよくわかる講演でした。内容も難しくきいたことがない内容ばかりだったのでたくさんの知識を得ることができました。とてもためになる有意義な時間を過ごせたと思います。/求愛行動という1つの行動でも,どんな遺伝子が関わっているのか,数多くあるニューロンのうちどれが1番関わっているのか,また,オスにしか起こらない現象を強制的に起こしたらどうなるかなど,様々な疑問や仮説を立てて実験しているところが面白く,これから研究していく上での参考になりました。このハエでも意外と複雑な行動をしていたので,人間などの動物はさらに複雑なのか,それともハエと同じような感じなのか,気になりました。

 

【情報工学分野】

これからAIが普及すると,既存の職業が100パーセントなくならずとも,縮小される可能性があるから,新しい仕事を見つける(考える)必要があると聞いた。それを聞いて,広い視野で物事を考えることがこれからは重要だと強く感じました。また,最後のお話で,ワクワク出来ることを見つけると成長出来るとあったので,私も積極的に勉強で興味をもてる分野を探そうと思います。/AIはまだ人間の言葉がわからず理解もしてないということを知りとても驚きました。また,言葉を数学で表すということに親近感を抱きました。これからの社会でAIが活躍していくということをよく耳にするので講義を受けられて良かったです。そして大学についての話もしていただけて,自分がワクワクすることを見つけられればいいと思いました。/ディープラーニングの仕組みがとても興味深かった。機械が学習するというのは聞いたことがあったが,このような仕組みであるというのはとてもためになった。