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研究室訪問に行ってきました

本校では、秋桜探究学の一環として「研究室訪問」を行っています。今回は1年次生を対象に、

① 東北大学「サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター」

② 東北大学大学院理学研究科 須賀利雄教授の研究室 と 災害科学国際研究所

③ 東北大学大学院経済学研究科 日引聡教授の研究室

のいずれかを希望者計60名で訪問してきました。

 

①東北大学「サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター」には25名が訪問。サイクロトロンは稼働中のためサイクロトロンは見学できませんでしたが、動物用のPET診断装置について概要やメカニズムを聞き、放射線に関することも説明いただきました。その後は3名の大学院生から、学生生活や研究内容、高校時代の取り組みなどを聞き、勉強の仕方や大学との接続、進路選択のヒントをいただきました。さらに3名の留学生にも出身国の文化や日本との違いなど様々なお話をいただき、大変有意義な時間を過ごしました。

 

【生徒の感想】

元々放射線技師に興味があり、見学させていただいたのはありがたかったです。インターネットだけでは知らないことを聞いて、実際に見て知ることができて楽しかったです。放射線で病気を治すだけでなく病気を見つけることができると知ったことでこのことに興味が出てきました。

②東北大学大学院理学研究科 須賀利雄教授の研究室には15名の生徒が訪問。理学部4年生と大学院生から大学生活や研究について交流、物理学研究棟を見学し、留学生が多く在籍している大学の雰囲気を実感することができました。その後、東北大学災害科学国際研究所に移動し、震災関連の映像を見て、防災・減災に対する意識を高めました。また、災害科学国際研究所の見学スペースを見学し、医学部や歴史学も含めた文理融合の研究が進められていることを実感しました。

 

【生徒の感想】

理学研究科で理系と言っても、計算ばかりではなく、海洋についての探究では実際に船に乗ったりして、調査を行うなど、中学や高校とは違って自主的に探究活動をしていました。大学にいた学生の皆さんは、自分の探究活動について楽しそうに話をしてくださったりしているのを見て、憧れを持ちました。自分も目標や目的を持ちながら大学について調べていきたいなと思いました。

③東北大学大学院経済学研究科 日引聡教授の研究室には20名の生徒が訪問。「経済学はどのように役に立つのだろう?」と題した日引聡教授による模擬講義を聴講。その中で様々な問いを出していただき、本校生の思考を深めながら講義を進めていただきました。その後の質疑応答も活発に行われました。また、中国からの留学生が研究発表を英語で行いました。日本人の学生も含めて日本語・英語でディスカッションをする機会をいただき、大きな刺激になりました。最後は研究室を訪問し、大学での研究活動を肌で感じることができる貴重な体験となりました。

 

【生徒の感想】

研究室訪問に行く前は経済学についてよく分からなかったが、今回の訪問を通して経済学は社会問題という病気を治す医学、人々や消費者のインセンティブ(どのように行動するか)や社会のメカニズムを明らかにする学問だ、ということが分かった。日引先生の説明はすごく分かりやすく、経済学についての知識が0の人でも理解しやすい説明だった。

日引先生や留学生の方が言っていたように、たくさんのことを経験して新しい学びを得て、自分の学びや探究活動に繋げていきたい。