理数科1年次LHR「プロフェッショナルトーク@理数科」
理数科恒例のLHR企画として、自然科学に関連した分野での研究を現在の職業に生かし、各分野の「プロ」として社会において大いに活躍している4名の方を講師としてお招きしました。
講師の先生方には、実際の仕事の内容ややりがい,関連する仕事に就くために必要なことや今後の「夢」などを熱く語っていただき、さらには生徒の質問もまじえながらの「トーク」を行っていただきました。
また、本校の卒業生の方からは、母校での高校時代の貴重なお話や進路を決める上でアドバイスなども聞くことができたようです。
理数科の1年生は自分の進路選択に近い分野を希望・聴講し,職業(働くということ)への理解を深め職業観・進路意識を高めるとともに,自らの進路や学習への姿勢などについて改めて考える貴重な時間となりました。
日々充実したお仕事を続けている講師の先生方、お忙しいところ素敵なお話をいただき本当にありがとうございました。
(写真左から)
【薬学分野】大塚製薬株式会社 人事部 出来加奈子氏(左上)
【生物分野】仙台うみの杜水族館 魚類チーム 荒川美緒氏(※本校卒業生)(右上)
【情報通信分野】株式会社NTTドコモ東北支社 金田直子氏(※本校卒業生)(左下)
【都市工学(公共交通活用)分野】仙台市都市整備局 田原香織氏(右下)
【生徒の感想より】
●〔薬学〕私は将来薬剤師になり,調剤薬局で働きたいと思っています。その中で今回の先生のおはなしを聞いて印象に残った言葉が2つあります。1つ目は「自分の強みは何かを見つける」という言葉です。私は自分で自分の強みが分かりません。自分の弱みなら多く見つけることができます。なので自分の弱みを見つけるのも大切ですが,それ以上に親や友人,クラスメイトなどに聞いたり自分自身でも強みを多く見つけようと思います。2つ目は「時間を大切にする」という言葉です。今,私は当たり前のようにほぼ毎日学校へ通い,放課後は部活をし,友人と会話をしています。この時間を今まで何も思わず,ただ普通に過ごしたことを後悔しました。1つ1つの出来事,やることに意味があることを忘れかけていました。ことわざで「ちりも積もれば山となる」という言葉があります。その言葉のように努力や発見を小さな事でもこつこつ積み上げていこうと思います。〔7組〕
○〔生物〕自分の大好きなこと,やりたいことを仕事としていることが,本当にすごいなと思いました。その夢を叶えるために諦めず意志を貫き通す荒川さんがとてもカッコいいなと思いました。私は理数科に入ったものの,やりたいことが明確でなく,理系からもっとそれたものにも,多くの興味があり,進路についてとても悩んでいたので,荒川先生の「進路が決まっていなくても,焦ることはない。でも,今のうちから勉強すること・調べることをしておくと,選択肢が広がる。そして自分の中核になるキーワードを決める。」というお話を聞き,今たくさん勉強し,今のうちにたくさんのキーワードを集められたらなと思いました。〔7組〕
●〔情報〕ドコモの会社のことについて詳しく話を聞いてとても良い時間でした。たくさんの未来の可能性がある私たちには選択がたくさんあるので,多くのことに興味をもって良い進路を歩んでいきたいと思いました。信念を持って進められるという資質に心を打たれました。金田さんも進路に色々と悩んだらしいので,安心しました。本当に今回の講話を聞けて良かったです。〔6組〕
○〔都市工学〕今回のプロフェッショナルトークで,少し建築に興味を持ちました。自分はまだ工学部のどの科に行きたいかは決まっていませんが,建築も視野に入れたいと思いました。写真を見せてもらい,すごくいいと感じました。後半で話してもらった交通整備の話が詳しくて分かりやすかったです。「仙台スマート」などの企画で駅のバリアフリー化などの話がすごく楽しかったです。自分はよく移動するとき車を利用しているので,少し節約してみようかなと思いました。これからも素晴らしいトークをしてほしいと思いました。ありがとうございました。〔6組〕